オープンハウスも間近です。
準備に追われそれぞれの立場で奮闘中です。実はこのイベントは限りなく建築紹介に近いものになりそうです。 そもそも牛久工務店には営業マンが存在しませんし、トップからしていわゆる「営業」をするつもりがありません。
 とはいえ、せっかく創りあげたこの住宅建築を、わずかな方々にでも紹介したいと目印ののぼりを立てようとしたら「恥かしいからよしませんか?」という具合です。
 目印なしではせっかくいらっしゃる方々に失礼ということで1本だけ設けることにしました。
 お見えになられても、営業がない(というかできない)のでご了承ください。この建築の紹介と資料を用意している程度です。ただ、それぞれが住宅や建築に思い入れをもっているスタッフですので、石積み柱の家を題材に暮らし方と住宅のあり方や建築談議にお付き合いいただければうれしいです。

 そこで、少々、事前情報をお知らせします。
私が気に入っているひとつは、地下室の前の空間、ドライエリアです。地下への階段スペースなんですが、地下と思いにくいくらい、玄関前のレベルと素直につながっていて、独特の広がりを見せています。
 慎重に選ばれた植栽が周りを彩っています。敷地は特に広いわけではないのですが(I様、すみません)、適度に住宅と前面道路との距離をとっているせいか、とても豊かな表情を見せてくれます。
 昔入ったローマの下町(トレステーベレ)のしゃれたレストランのエントランスがこんな具合でしたっけ。
 個人的に「地下はなれ」と呼んでいますが、この地下室は内部で住宅とはつながっていないのです。縦方向の離れとして、住宅というプライベートな空間とは異質の空間創りが許されているのでした。
 「雨の日は傘をささないと行けない」というと、一見使いにくいとお思いでしょうが、さる大御所建築家の「○吉の長屋」的な間に通じているな、と思っています。
 そしてその間が、住宅にも、地域にも、独特のゆとりを感じさせるんですね。
それに・・・おっと、今はこれ以上はやめておきます。
もしおいでになったら、この続きまで聞かされるかも、です。