<設計打ち合わせ編>

「石積み柱の家」は実は、「人生を楽しむ家」なのです
Iさんご夫妻のご子息は既に成人され、今までご苦労されたご夫婦のこれからの余生を、音楽が大好きでクラシックの作曲もされセミプロ級のピアニストのご主人。美術大学出身で絵が大好きな奥さま。
ご主人の友人には画家さんも、もちろん音楽家もいらっしゃいます。
奥さまも人付き合いが豊富で比較的に人の集まるご家庭です。

今まで育ててくれた旧宅を惜しみつつも手放し、新しくご夫妻の生活の場を求める新居には、絵画と音楽を友人と一緒に楽しむことのできる家。
ギャラリーと音響の整った音楽室のある住まいが、ご夫妻の出された結論となりました。

しかし、今回の移転先は住宅地のど真ん中、ひと通りも少なく、駅からも少々遠く、住民以外はあまり通り抜けする場所ではありませんでした。
そんな静粛な街並みの中に、そんな要望をこたえるには、床面積の緩和を最大限得られ、防音的に有利なフルサイズの地下室は必須で、尚且つ、収納確保のためには1/2緩和可能なロフト(小屋裏収納)を設けるプランニングは必然であった。

第一回目提案プラン 初案エスキス

初案のプランは1階玄関パブリックスペースを中心に2階にプライベートルーム、地下の多目的室へのアプローチと、南面に居室で北面に水回りや階段という、ある意味オーソドックスなプランである。
東面の出っ張りは、やはり外観のデザイン要素として重要と考え、建ぺイ率いっぱいの寸法決めの中に、1階は玄関と収納を設け、2階部分はご主人の書斎コーナーとした。
この初案のプランは、完成プランとほぼ一緒な形となった。

-03につづく