「石積み柱の家」(三鷹市 I様邸新築工事)の完成までの”創る”過程を連載します。
それでは、第一弾(家を建てる動機)からスタート!

Iさんご一家は三鷹駅南地区に位置する住宅街に昨年10月まで住まわれていました。
そのお宅は、200坪の土地に、平屋建ての旧家と2階建ての離れがありましたが、周りは高層のマンションや施設建物に囲まれ、その広い庭にもなかなか陽が差しません。
庭木もなにか元気がないように感じられました。

その平屋の旧家の縁の下は解放されていますので、本来は乾燥しているはずなのが、陽が差さないことで湿気が多く、冬場は単なる寒いだけの家になってしまいました。

「ここは、もう既に一戸建てを建て替えて住むことの出来ない場所になってしまった・・」と、
Iさん宅のご家族は、時勢に従いついに、マンション等価交換を決意しました。

しかし、永く地べたのある家に住まわれてきたご一家としては、マンション住まいの不安はつきまといます。・・・

そこで、思い切って隣町の分譲地を購入して建てることを決意したのです。

その土地の面積は、35.7坪と、以前と比べればかなり小さく、
更に、建ぺイ率40%、容積率80%の地域で、建物も同様にこじんまりとしてしまいます。

そして、せっかくだから趣味の音楽を思いっきり楽しめるような部屋もほしいと思っていたIさんは、少し無理しても、隣地の分譲地も一緒に購入しないといけないかと考えました。
しかし、あいにく縁がなく既に売られていました。・・、

そんな事情を知っていた私は、その土地に、Iさん一家の夢を実現すべく、まずは建築法規いっぱいの床面積の確保と趣味の音楽室を兼ね添えた地下室付きの住宅の設計に入ったのです。

-02につづく