リノベーション

施工例:二世帯リノベーション

ライフステージの変化に伴って住まいも変化が求められます

親世代の2世帯住宅から、子世代の2世帯住宅へ。親世帯が住んでいた2階を子育て中の子世帯の若い感性に合わせたリノベーションです。
 
ひとつ屋根の下の親子の二世帯での暮らし方は、温かい古来からの本来の親子継承です。
核家族化が進んだ現代では、そんな家族も、もしかしたら少なくなっているのでしょう。
 
産休・育休から社会復帰するためには、やはり、おばあちゃん、おじいちゃんと同じ屋根の下が理想的です。
そんな利便性が、同じ屋根の下に暮らす理由付けになっていますが、それだけで無いような気がします。各世代が繋がる楽しさが豊かな家庭を育まれることでしょう。
 
親世代の2世帯住宅から、子世代の2世帯住宅へ。親世帯が住んでいた2階を子育て中の子世帯の若い感性に合わせたリノベーションで2つの世帯の新たな生活がはじまります。

想いをカタチに!

~襖で仕切られた一段高くなった和室をフラットにして一体感のあるリビングダイニングに~
 
すでにお二人のお子さんがいらっしゃる若夫婦にとって、住まいの中心になるリビングダイニングへの想いはひとしおです。機能性だけでなくインテリアにもこだわりをお持ちでした。
 
以前のリビングスペースには、丸柱と襖で区切れる一段上がった畳室がありましたが、子供達がフラットの床で自由に動き回れるように、段差のある畳コーナーを無くし、余裕のあるリビングのスペースにリノベします。

この家は、真壁(構造柱を表しにした壁)に漆喰塗り、梁も意匠として表わした和的な空間です。その和的な雰囲気を生かしつつ、若世代に応じた楽しく、遊び心も入れた、くつろぎのある空間にするのがテーマです。


Before リビング


before(手前:ダイニング、奥:キッチン)

受け継がれる木の温もりを活かして


After リビング

2室の高さの違う窓上を整えて、拡がりを演出するため、TVコーナーまで続く幕板を通します。
いわゆる 長押効果で、広さと柱による縦ラインも締めますね。
そこにはカーテンレールと間接照明も仕込み、豊かな表現にも役立ちます。
 
大きめのTVが掛けられる壁の左右に、やはり水平に高さを揃えたを棚をあつらえ、更なる連続性を。
左側には表紙を見せる本棚を兼ねた収納の引き戸と右の小さな棚には、グリーンポットなどを飾れます。生活が始まり、若いご夫婦がその時々に飾るものを替えながら楽しめますね。
もしかしたら、小さなお子達に占領されることもあるかもしれませんが。

丸柱に絡めて半円と壁際にサイドテーブルを造り付け、幕板と同じ材質の背板で結びます。
そこに、ソファを嵌めるのですが、キャメル色の本革にしたくて、その質感と色合いを探すのに、また座り心地も気にしながらオーダー先を何店か探ります。
 
見積予算もオーバーしてしまいましたが、やっぱり、皮革は使えば使う程に味が出るので譲れません。オットマンでゆったりと、座の奥行きもたっぷりに。お父さんも子供も気持ち良く寝ちゃうかも?? お母さんから揺り起こされる姿が目に浮かびます。

 
丸柱の鴨居の傷隠しには、オリジナルのLED照明を。これもご主人との合作です。
大工が作った骨組みにご主人が障子紙を貼り、それも、交互にタイコ貼りにしています。微妙な濃淡はこれまた頃良い味わいに仕上がっています。
ご主人の命名は、「松庵の自由の女神」でも「松庵のスカイツリー」の方が近いかも?と変わりました??
手持ちのダイニングテーブルやTVが来て、ソファ置かれるクッションの彩りやいろいろな飾り付けがされるのが本当に楽しみです。


半円サードテーブルとオットマンのソファー

植物も飾れて、大切な本もインテリアの一部になるよう、隠し扉に見せる収納などオリジナル家具の造作で施主のご要望に応えました。


TVボードと飾り棚


からくり収納

納戸だったロフトを憩いのオーディオルームに

小屋裏部屋はオーディオルームにリノベ。
 
以前は格納はしごで収納として使っていた空間とガラス瓦の明り取り用メンテのための渡り廊下がありました。
 
たまには、一人で疲れを癒す時間と空間が欲しいですよね。 小さなお子達がリビングで活発に遊んでいても、夜遅くの時も、お父さんは聴きたい時に好きな音楽を楽しめます。


Before ロフト


After オーディオルーム

ロフトへのアプローチも大切です


Before メンテ用渡り廊下


Before ロフト収納型はしご

ただ天窓のメンテ用だけ?だった渡り廊下には普通にフローリングが張られ、梁下にも天井があり、折角の吹き抜け空間に重さを与え邪魔さえ感じられました。
そして、余り使われていないので「埃が溜るだけ」と言っていました。
 
そこで、格納はしごは取り外し、オーディオルームへのアプローチとして渡り廊下を活かした登りやすい階段を造作します。


ご主人作成の模型


ロフトへ上がる階段

階段のリノベ
 
小屋裏や渡り廊下へのアプローチは、これまで格納はしご(天井の一部の蓋を開けて折り畳みハシゴを下げて使用するタイプ)でしたが、やはり、「面倒なので滅多に使用しなかった」とのこと。
 
だったら、登り易い階段を新設しようと。その階段は空間も見た目も邪魔にならないように、いろいろな提案をスケッチや模型で熱が入ります。
 
ご主人も自らダンボールで模型を作りA案B案C案と、それも、遠慮してか、家族から聞くまでは見せなかったのですが、そんなやり取りがとても楽しかったですね。そんな会話から、孫が遊べるようにと、登り下りする棒の提案も生まれました。

渡り廊下の床は、重さを感じないように透け感と軽快さに格子状にしています。更に、夜はその格子にLEDでベース照明として浮かせます。


Before メンテ用渡り廊下


After


After 渡り廊下から・夜

ロフトの収納スペースは階段下を有効活用

そして、小屋裏収納の分の収納もしっかりとその階段に組込みます。
 
おもちゃ箱も、車庫?も。
引き出しは、大きさに応じて使い分けを。
写真では分り難いですが、引き出し横の壁面は、ピンナップボード仕様です。
生活が始まれば、子供の成長を撮す写真や伝言メモが貼られるでしょう。
 
単なる階段ですが、収納だけでなく、遊び道具にも、それを取り巻く動きが、これからの成長の記憶のひとコマになることを想像すると楽しいものになりますね。


階段収納-1


階段収納-2

省エネ、快適、自然のあかり

リノベに使える省エネ設備、スカイライトチューブ。
屋根の上には、しっかりと太陽が輝いています。
なのに、屋根の下では電気照明を付けているところがありますね。LEDでも、やっぱりもったいない。もったいない!だから、電力ゼロの太陽光照明がお薦めです。
 
天窓のような使い方をしますが、熱や紫外線の持ち込みがなく、明るさだけを積極的に採り入れ、日々変化する太陽の光そのままに気持ち良い明るさが室内に拡がる設備を導入。
 
2世帯リノベーションの2階のキッチンに、スカイライトチューブを取付けたら・・・
十分明るくなったので、窓を潰して吊り戸棚を追加して欲しいという要望によって、収納力がUPしました。
 
ほかにも、窓のないオーディオルーム、渡り廊下の屋根についていた天窓に加えスカイライトチューブを追加して日中はより多くの光が渡り廊下の格子からダイニングに自然の明るさが差し込みます。


スカイライトチューブで自然光採光


キッチンにも自然光

プランニング~住まう人の暮らしをイメージしながら~

日々の暮らしは小さな物語を紡いで、それがいつか大きな幹となりしっかりと大地に根を張った家族の成長になっていくと思います。それを見守る役割を「家」が担っていると考えると家族の数だけ「家」も種々多様になります。それぞれの家族にとって最も心地良い家を提供することを念頭に日々精進しています。

キッチンからリビングを臨む

光の道の向こうには左右に子供部屋

カウンターは夜、ワインで夫婦の時間

ワインラックも造作で


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